オレは鼻毛をむしっている時にロドリゲス、ラモス、カルロス、ラファエル、ゴンザレス、エルナンデスとも言うべきヒスパニック型のアイデアが湧き起こってきて、生まれてきたくなかった割には頑張ろうと思ってる
だがな、それを形にする時間がナインデス…
時間がないと言う割にはかなり怠けたりマンガやらゲームに時間を費やしまくってしまった
今まで何やってたんだろうか。すごい無駄な時間を費やしてしまった...特に20代の週末から明け方にかけてはあまりにも無駄に太っていた
あの頃のオレたちは来る日も来る日も「野球選手と女子アナの組み合わせなんてくじ引きでいいよなあ、死んでもいくらでも代わりがいるし」とか、「野球選手ってなんでみんな○○男優みたいなんだろ」とか、「甲子園って昭和臭くて性悪説的だから少子化対策の為にも廃止したほうがいいよなあ」、「野球って個人競技だよな」など、野球のことで頭がいっぱいで、野球がオレの全てではなかった
ちなみに野球好きの女は見た目ですぐ分かる。(実際には野球自体は大して好きではないことが多い)
そうやって球場を後にするともうオレたちには残された時間がなくなり、イライラはつのるばかりだ。そして自分よりも不幸な人々が不在であることをいいことに些細なことでヒスを起こし、パニックになる
だからオレとカルロスはまず自分たちの生活を保護しようと考えた
だが生活保護を受けているにも関わらずとめどなく溢れるアイデアを発表する時間が足りない。今まで過ごしてきた無駄毛処理班をバッシングせずにはいられない。ちくしょー!!チック症ー!!!
と叫びながらヒスパニックを起こしたゴメスは不法にもアメリカからメキシコへ入国することになったのだが、生活保護を受けているオレと違って毎日のように普段着を着服する職場へ通わなくてはいけないせいで才能を活かすための時間が無さすぎるゴメスが発狂してしまうのは無理もないことだと思ってる。オレも才能を活かせない仕事をして頭がおかしくなって精神病院に入院したことがあった。
だからアメリカ人にベーシックインカムを任せなさい、と言われても何も言い返すことは出来なかった
日本人はベーシックインカムを率先的に導入する必要はない。アメリカ人に任せることで結果として真似せざるを得なくなってくる。日本を変えたければアメリカへ行け、とはよく言ったものだ…
生活保護をナマポと呼ぶメキシコ人も多い
ナマ とは何か
それはきっと子だくさんのシシャモたち
シシャモ顔の女の子と付き合ってください!!
と頼まれるまでもなく、よろしくお願いしますとだけ伝え、彼女を困惑させ、疲れさせ、傷つけるがいい
そして後悔しながらしょんぼりとしょぼくれた爺さんになっていくことだな、このオレのように…